河原デザインスクールの漫画・イラスト描き方講座



前へキャラクター描き方 構図と遠近法 次へ


一枚のイラストを描くにしても、マンガを描くにしても、描きたいものをどのように配置するかを
考える必要があります。マンガとイラストで若干の違いはありますが、
「どのように配置するかによって何を伝えたいか」ということをはっきりさせ、
見る人に印象づけることができます。

そのために、 まず一点透視図法、二点透視図法を学びます。
これは建物などの背景を描くために便利ですが、画面の中のどこに水平線を置き、
どのような視線で描いているかを自分自身が意識し、またコントロールするために便利です。
イラストとマンガの構図の違いで大きいのは、マンガではコマが流れていくということです。

読者の視点の動きを考えながら、その1Pのコマ全体で構図を考える必要があることが
多いです。一方、イラストは1枚のイラストの中で最大限に自分の描いたものが、
魅力的に見える配置を考えます。


顔があると、とりあえずそこに 注目しますが、
ばらばらだと 画面がしまりません。
こちらは、注目する要素を まとめて見ました。
これは、視線が集まるよう になっていますが、
あまり 面白くない画面です。