- ストーリーの基本(起承転結を基本)
魅力のあるストーリー作りには説得力が必要
ストーリーの基本は「起承転結」にあります。 どんな人間がいて、どんなことがあって、
どんな事件がおきて、 結末はどうなるのか。それさえ描けていれば、ストーリーとして
成り立ちます。
しかし、それだけでは感動は生まれません。主人公の意思や喜怒哀楽、
何をどう考えるのかを 表現するのがストーリーを展開するうえでのポイント。
読者を共感させる説得力がストーリーの魅力となります。
- 組み立て方@ 〜ストーリーを組み立て展開させてみよう〜
クライマックスを盛り上げましょう
クライマックスとはふつう、最高潮という意味で使われ、
作品がもっとも緊迫している場面のことです。
- 組み立て方A 〜物語の構成を分解して考えてみましょう〜
想像力がストーリー作りの力になります
ストーリーはいろんな要素から成り立っています。設定、構成、登場人物、クライマックス、セリフ、
コマの調和がよく組み合ってはじめて、完成されたひとつのストーリーとなるのです。
創作のポイントは、 1.テーマ(作品をつらぬく主題) 2.プロット(構想、あらすじ、エピソード、物語の構成)
3.絵コンテ の3つを完全なものにすること。
ここでキャラクターを設定して、コマ割りまで考えます。とくに長編を描く場合は、
これらの作業がとても大切。一般的なストーリーの流れを分解してみると、
たいていは次のような パターンのようになっています。
@ 設定や状況が先にあって、
A 伏線を途中でめぐらせておい、
B 事件がいくつかあって、後で伏線を生かして、
C クライマックスへもってくる
@は少なめのほうがすっきりしますし、AとBがたくさんあれば物語は盛り上がります。
伏線をたくさん用意することによって、読者にこれからどうなるのだろう?と思わせる効果を生みます。
Cはいくつかあるとよいでしょう。事件の後の展開はひとつではなく
いろいろな可能性が考えられます。
2、3種類ぐらいの結末を用意し、想像をふくらませてみましょう。
この想像力がストーリー作りの力を育てることになります。
ストーリーを作る上で気をつけたいことは、
テーマがエピソードに振り回されて結局何が言いたかったのかが、
分からなくなってしまうこともあります。
物語の中心となる流れがしっかりしていないと、そういう結果になります。
誰にでも納得できる
ストーリー作りと構成を心がけましょう。 |