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人間と色-講座1

人間と色

人は誰でも、自分の好きないろを持っていて 、ほとんどの人は好きな色が
自分に似合う色だと思っています。
又、いつも使っている色や見慣れている色を好きになる様です。
見ていて気持ちのよい色は、その人の好みとして自然に身の周りに使われています。
流行も又大きな影響をあたえます。流行色を身につけていれば安心と云う気持ちで いると
いつまでたっても自分に似合う色を見つけられないことになります。
 

人は肌の色や性格が違い、環境や考え方からくる雰囲気も違うので
それによって似合う 色の選び方が違ってきます。
落ち着きのある美しい部屋のなかで、その場に相応しい服装で 出迎えられて
その人を疲れさせない細やかな心づかいや優しさに感動します。
そのような雰囲気の中では楽しい話もはずみ、豊かなコミニケーションも生まれます。

それでは安らぐ雰囲気の色彩はどのようなところから生みだされるのでしょう。
それは自然の中に見出すことができます。自然の中で色彩は本当に神秘的で
一つ一つが デリケートな表情と配色を持って人々に語りかけてきます。

空や海のあらわす時々の色の変化の美しさや森や林。
地上に映しだされる色彩の変化は 感動と云う言葉であらわされるものではありません。
ビジュアルの世界に於いて色の映しだされない世界はありません。

カラーコーディネーションの重要度が高まり注目されてしばらくになりますが、
一番のお手本は自然界にあります。 自然界には単純な色合いは一つもなく
木も草も山も森も雲も雪も光の加減で微妙な陰影 を持っています。

これを上手に取り入れて日常の暮らしに使うのが最高の配色でしょう。
朝起きてから夜休むまで絶え間無く変わる色調の変化、
それは統一の中に見る変化の美し さであると云えるでしょう。
古代ギリシャ時代の美の理念の基本はこの統一と変化でした。

続く…

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